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2006年11月14日

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2006年11月12日

痔とは?


いぼ痔切れ痔痔ろう」の3つを合わせて「」と呼ばれることが多いようですが、正確には肛門周辺、または肛門全体の病気(疾患)をまとめて「痔」と呼び、虫歯などと同じく、いわゆる生活習慣病の1つとされています。

これらの痔は、それぞれ「原因・症状・治療法」が異なりますので、まずは自分がどのタイプの痔なのかを見極めることが大切になってきます。

-痔は人間特有の病気(疾患)?-

動物の中でも「
痔は人間にしかならない病気」の1つです。その理由は以下の通りです。

◎排便を我慢するのは人間だけ

動物の中で、排便を我慢するのは人間だけです。排便を我慢することにより、肛門に圧迫がかかり、また便秘になりやすいため、痔になりやすくなるのです(⇒便秘は痔のもっとも大きな原因です)。

◎直立歩行(2本足で歩く)するのは人間だけ

動物の中で常時、二本足で歩くのは人間だけです。二本足で歩くということは、当然四本足で歩くよりも上体の体重が骨盤周辺(肛門周辺)に負担、圧迫がかかることとなり、その結果、静脈の血液の流れが悪くなり、静脈が欝血(うっ血)しやすくなり、痔になりやすくなるのです(肛門への圧迫は痔の大きな原因です⇒座りっぱなし(立ちっぱなし))。


2006年11月11日

痔の症状


一口にといっても、痔は大きく分けると3つに分類されますので(いぼ痔切れ痔痔ろう)、それぞれによって症状は違いますが、以下のような症状があると、いずれかの痔の可能性があります。

-痔の症状は?-

◎排便時に肛門が出血する(トイレットペーパーに血が付着する)
◎便に血が付着している(血便)
◎肛門に腫れ物(イボ)ができている
◎排便する時に肛門から一緒に何か出てくる
◎肛門が痒い
◎肛門からの分泌物などによって下着が汚れる

以上のような症状があったからといって、必ずしも「痔」とは限りませんが、このような症状が続く場合は痔の可能性が高くなりますので、早めに病院(肛門科)で診察を受けることをおすすめします。

また血便などは痔だけでなく、「大腸がん・直腸ガン」の可能性がありますし、痔だと思って市販の治療薬を使用しても改善されない場合も、痔だけでなく、その他の病気が隠れていることもありますので、排便時に少しでもいつもと違う感じ、違和感を感じたら早めに病院(肛門科)で診察を受けることがとても大切なのです。


2006年11月10日

日本人と痔


は世界的に見てもそれほど珍しい病気ではありませんが、日本人は外国人に比べて重症患者が多いといわれています。そこで日本人と痔の関係について見てみましょう。

-日本人と痔-

さまざまなアンケートやデータによると、「
日本人の3人に1人は痔である」または、「痔になる可能性がある(痔だとは気付いていない)」といわれています。

特に近年では食生活や生活習慣の乱れによって、痔になりやすい人が増えているのです。

また痔は恥ずかしい病気で、痔になっている人なんて限られているんだろうと多くの人は思っているようですが、「
痔は珍しい病気でもなければ、特別な病気でもなく、恥ずかしい病気でもないのです」。

しかし、日本人の場合は痔になっても自己判断で治療したり、薬局(ドラッグストア)で治療薬(市販約)を購入し、何とか「病院に行かないようにして治したい」と思っている人が多く、「
病院に行くのは最終手段だ!」という人が多いためか、病院で診察を受けた時にはかなり症状が悪化していることが多いのも現実なのです。

一方、外国人の場合は、痔だと思ったらすぐに病院で診察を受ける傾向にあるため、日本人に比べ早期発見、早期治療ができ、重症になる前に治療を終わらせることが期待できるのです。

痔に限らず全ての病気は何よりも「
早期発見・早期治療」が大切なのはいうまでもありません。


2006年11月09日

痔の割合


は肛門周辺、または肛門全体の病気の総称ですが、一般的には「いぼ痔切れ痔痔ろう」のことを指すことが多く、実際にこの3つの痔でほとんどを占めます。ではどの痔が多く、また男女差はあるのでしょうか?

-痔の割合-

痔の割合として最も多いのは男女ともに「
いぼ痔約60%」で、男性の場合は次いで「痔ろう」「切れ痔」の順に多く、女性の場合は「切れ痔」「痔ろう」の順となっています。またこれら3つをまとめて「肛門の三大疾患(痔の三大疾患)」と呼ばれています。

またこれらの3つで痔(肛門疾患)の8〜9割を占めるといわれています。

-痔の男女差-

少し前までは、痔は男性、特にお父さんのなる病気だというイメージが強かったのですが、近年では女性の患者数も増加し、今では男女差はほとんどないといわれています。

しかし女性の場合、恥ずかしいという思いから病院で診察を受ける人は男性に比べ少ないのは確かなので、実際には女性のほうが男性よりも患者数が多いのではともいわれています。


2006年11月08日

痔の治療が遅れる理由


は他の病気に比べると、診察(治療)が遅れ、後回しにされがちな病気です。ではその理由は何なのでしょうか?

-痔の診察(治療)が遅れる理由-

診察を受けるのが恥ずかしい
◎直接命に関わる病気ではない
◎完治しない(再発する)と思っている
◎病院に行くのが面倒くさい(時間がない)
◎痔の手術は避けたい
◎痔の入院は避けたい

この中でも最も多い意見は、「診察を受けるのが(他人にお尻を見せるのが)恥ずかしいから」というものです。特に女性の場合は、「痔の診察を受けるくらいなら死んだほうがましだ」「病院に行くくらいなら痔が治らなくてもいい」とさえ思っている方もいるようです。

また、痔は確かに直接命に関わる病気ではないので、比較的軽視されている傾向にありますが、「
痔だと思って診察を受けたら、実は直腸がんや大腸がんだった」ということも珍しくなく、治療が遅れると症状が悪化し、手術が必要になったり、痔からさまざまな病気に繋がることもあるのです。

痔は自己判断で治療をしても完治させることは難しく、また適切な治療を受けないと、治ったと思っても再発する可能性が高い病気で、再発するたびに症状が重くなるといった特徴もありますので、「痔かな?」と思ったら早めに病院(肛門科などの専門医)で診察を受けることをおすすめします。


2006年11月07日

いぼ痔(イボ痔)とは?


の中で男女を問わず圧倒的に多い症状が「
いぼ痔(イボ痔)」です。いぼ痔は専門用語(医学用語)では「痔核」といわれ、“イボ”ができる場所によって「外痔核」と「内痔核」に分けられます。

-外痔核と内痔核の違い-

外痔核と内痔核はその名の通り、直腸と肛門を隔てる歯状線を境にして内側にできる痔が内痔核で、外側にできる痔が外痔核となります。

分かりやすくいうと、外から“イボ”が見え、自分で触ることができる痔核を外痔核、肛門の内側に“イボ”あり、普通の状態では見ることも触ることもできないのが内痔核で(脱肛したり、いきんだ場合は顔を出します)、通常「いぼ痔」といえば、内痔核のことを指し、患者数も内痔核のほうが多いようです。

-なぜいイボ痔?-

肛門の周囲にはクッションの役割を果たす細かい静脈が多くあり、この静脈が圧迫されたり負担がかかると欝血(うっ血)し、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)と呼ばれる“イボ状の物”ができてしまうので、「イボ痔」と呼ばれるようになったのです。


2006年11月06日

いぼ痔(イボ痔)の原因


いぼ痔(イボ痔)の原因はさまざま考えられますが、すべてに共通しているのが、直腸や肛門付近の静脈が欝血(うっ血)したために、静脈瘤(じょうみゃくりゅう)と呼ばれる“イボ状の物”ができることが大きな原因です。

-イボ痔になる原因-

いきみ過ぎ
座りっぱなし(立ちっぱなし)
冷え
便秘
過度のアルコール摂取
ストレス
過労(肉体疲労)

これらのうちほとんどが「うっ血」の原因となり、このうっ血が原因で静脈瘤(じょうみゃくりゅう)と呼ばれる炎症ができてしまい、いぼ痔となってしまうのです。

こう見ると「痔」が生活習慣病だということがよく分かりますし、いぼ痔を予防するためにはこれらの生活習慣を見直し、もしもイボ痔となってしまっても、初期段階であれば、これらの生活習慣を改善するだけで症状が軽減し、治ることも珍しくありません。

またいぼ痔は比較的、高齢者に多く見られる症状なので、“
老化現象”の一つともいわれています。


2006年11月05日

いぼ痔(イボ痔)の治療法


いぼ痔の治療法(治し方)は、内痔核外痔核かで少し異なりますが、いずれにしても自己判断で治療するよりも、肛門科などで専門家の診察を受けて治療を行うことが完治への近道なのはいうまでもありません。

-外痔核の治療法(治し方)-

外痔核の場合は生活習慣の改善、食生活の改善だけで治ることも珍しくありません。さらにそれに加えて塗り薬坐薬内服薬(飲み薬)などの治療薬、痛みが激しい場合には鎮痛薬を使用して治療していきます。

また、外痔核に限らずイボ痔は肛門周辺の静脈の流れが悪くなり、欝血(うっ血)していることが大きな原因ですので、肛門周辺を温めることも効果的になってきます。

具体的には以下のような治療法(治し方)が行われます。

・食生活の改善(便秘解消)
・辛いものなどの刺激物の摂取を控える
・アルコールの過剰摂取を控える
・タバコをやめる
・肛門(お尻)を温める(入浴や座浴)
・治療薬

以上のように外痔核は、まずは生活習慣を見直し、肛門周辺の血液の流れをよくしたり、柔らかい便が出るようにすることが外痔核を治す大きなポイントとなります。

このように外痔核だけの場合は、よほど悪化し、激しい痛みを伴う場合以外は「
手術の必要はなく」、正しい治療を続ければ、「約1〜2ヶ月で患部の腫れや痛みが治まります」。

※外痔核がすでに化膿している場合には温めすぎるとかえって逆効果になることもありますので、注意しましょう。

-内痔核の治療法(治し方)-

内痔核の場合は症状によって治療法が異なってきますが、基本的には外痔核と同様、まずは生活習慣を改善することが大切になってきます。

初期段階(脱肛があっても自然に戻る状態)ではこれらに加えて治療薬(塗り薬・坐薬・内服薬)を用いれば、多くの場合、症状が改善されていきます。

しかしいわゆる「
第三段階〜第四段階」以上の内痔核の場合は(脱肛が自然に戻らなくなったり、常に脱肛している状態の場合)、手術が必要になることもあります。

手術が必要になった場合には、以下のような手術が行われています。

硬化療法(注射療法)
レーザー療法
結さつ療法(輪ゴム結さつ法)
ジオン(消痔霊治療)
ICG併用半導体レーザー療法
半閉鎖法
PPH法

以上のような手術を行えば内痔核の症状は改善することが期待できますが、「いぼ痔」は生活習慣を改善しないと再発する可能性が高い病気であることも確かなので、例え手術によって治ったからといって油断せず、まずはイボ痔にならない生活を心がけることが大切なのです。


2006年11月04日

内痔核


内痔核(ないじかく)とは、肛門の内側に静脈瘤(いわゆるイボ状の物)ができるいぼ痔のことで、初期状態では痛みなどがほとんどないので自覚症状がなく、知らない間に症状が進行していくという特徴があり、症状を大きく分けると4段階に分類されます。

-内痔核の症状の分類-

◎第一段階
排便時に出血(トイレットペーパーに血が付着している)しているが、痛みなどはほとんどなく、脱肛も見られない。

内痔核は歯状線と呼ばれる肛門と直腸の境目の内側にできるのですが、ここは自立神経が支配している場所なので痛みの神経がなく、痛みを感じにくいのです。

◎第二段階
排便時の出血に加え、痛みと脱肛を伴う場合もありますが、脱肛した場合でも自然に戻る状態。

◎第三段階
排便時の脱肛が自然に戻らなくなり、自分の手で押し込まなければ戻らなくなります。また排便時だけでなく、日常生活を送っている時でも、運動をしたり、力仕事をしてお腹に力が入った場合にも脱肛するようになります。

◎第四段階
常に脱肛している状態で、そのため粘液によって下着が汚れたりします。この段階になると出血や痛みを伴わないことが多くなり、逆に肛門周辺がかぶれたり、痒みを伴うことが多くなります。

-内痔核の治療法-

第一段階、第二段階の早めの段階で治療をすれば手術をすることなく薬だけで完治することも十分可能ですが、第三段階や第四段階になると手術しなくては治らない場合もありますし、これらの脱肛はいぼ痔だけでなく、その他の病気が原因でなっている場合もありますので、いずれにしても早めに病院(肛門科)などで診察を受けることが大切になります。

-内痔核チェック!-

・排便に時間がかかるようになった
・排便時に痛みはないが出血するようになった(トイレットペーパーや便に血が付着するようになった)
・排便時に違和感がするようになった
・残便感がするようになった
・肛門から何か出ている

内痔核の初期段階では自覚症状はあまりありませんが、以上のような症状があると、内痔核の可能性がありますので、注意しましょう。

また便への血液の付着は、便の周りに血が付着している場合と、便自体に血が混じっている場合(どす黒い便)の2種類あり、前者の場合は内痔核の可能性が高くなりますが、後者の場合は大腸ガンや、胃十二指腸潰瘍などの可能性も考えられますので、一刻も早く病院で診察を受けましょう。


2006年11月03日

外痔核


外痔核(がいじかく)とは、肛門の外側(肛門側の皮膚組織)に静脈瘤(いわゆるイボ)ができるいぼ痔のことで、普通の状態でも見ることや触ることができるため、自覚症状が現れやすいことが特徴です。

-外痔核の症状と特徴-

・排便時だけでなく、通常時でも激しい痛みを伴うことが多い
・出血を伴うことは少ない
・ある日突然、症状(イボ)が出ることが多い

外痔核だけで症状が現れる場合だけでなく、内痔核を長期間患っていたり、内痔核の再発を繰り返している場合にもこの外痔核の症状として現れることがあり、さらに血栓性の静脈炎(血栓性外痔核)や血腫を併発するとより激しい痛みを伴います。

-外痔核の治療法-

外痔核は、基本的に治療薬(塗り薬・内服薬・坐薬)などで治療するだけで治る場合が多く、手術が必要になることはほとんどありません。


2006年11月02日

脱肛


脱肛(だっこう)とは、排便時などに肛門から直腸の粘膜組織が出てくることで、一般的にはいぼ痔(イボ痔)のうちの内痔核が大きくなって(ひどくなって)、周囲の組織が支えることができなくなったために肛門外に飛び出してしまう状態のことで、まさに「肛門」が「脱出」してしまったように見えることです。

-脱肛の症状-

脱肛の初期状態では、排便時など“いきんだ時”に脱肛するだけで自然に戻りますが、症状がさらに悪化すると、排便時だけでなく通常生活の中でお腹に力が入ったときにも脱肛するようになり、それが自然には戻らず、手で戻さなくてはならないようになり、最悪、手で押し込んでも戻らなくなり、常に脱肛している状態になってしまうこともあります。

常に脱肛している状態になると、肛門がベタベタして気持ち悪く、粘液が下着に付着し汚れたり、痒みを伴う場合もあります(脱肛したまま戻らなくなってしまった状態を嵌頓痔核(かんとんじかく)と呼ぶこともあります)。

-脱肛の治療-

脱肛は初期状態では手術の必要はありませんが、自然には戻らなくなったり、常に脱肛している状態になった場合には、塗り薬や坐薬では治らず手術が必要な場合もありますので、早めに病院、肛門科などの専門医で診察を受けましょう。

-脱肛の症状が出た時に疑われる病気(症状)-

・内痔核
肛門ポリープ
・皮膚垂(肛門皮膚のたるみ)
直腸脱
・肛門脱
・粘膜脱

脱肛は以上のように内痔核(いぼ痔)だけでなく、その他の病気の可能性もありますので、いずれにしても違和感を感じたら早めに専門医の診察を受けましょう。


2006年11月01日

切れ痔(キレ痔)の症状と特徴


女性にとってはいぼ痔の次に患者数が多い
切れ痔(キレ痔)。切れ痔は専門用語(医学用語)では「裂肛」と呼ばれ、その名の通り、肛門管(肛門の上皮膚部分)が切れたり裂けたりするのことです。

-キレ痔の特徴-

・男性よりも女性に多い
・比較的若い人に多い
・肛門管のうち背中側(上側)にできやすい

切れ痔ができる部分は通常の皮膚と同じ感覚を持った部分なので、痛みを感じやすいのです。

また肛門管が切れるには、筋肉の張りが必要なので、筋肉の張りが少なくなった高齢者よりも、若い人にこの切れ痔は多いのです。

-切れ痔の症状-

・排便時に強い痛みを伴うことが多い
・便が細くなる
・排便時に出血を伴うことがある(トイレットペーパーに血が付着するが、多くの場合は少量)
・肛門狭窄が起こる場合がある(肛門括約筋が収縮して肛門が狭くなる)
・症状が悪化すると肛門に潰瘍やポリープができる

-キレ痔の種類-

◎単純性裂肛(急性裂肛)
肛門管のみが裂けた状態で、排便時のみに痛みがある。

◎慢性潰瘍性裂肛
単純性裂肛をそのまま放置したために、裂肛が慢性化し、裂け目が深くなったり、肛門管が裂けただけでなく、肛門にポリープや潰瘍、イボができた状態で、排便時だけでなく、排便後も長時間激しい痛みが続く。

切れ痔は症状によって治療法も変わってきますので、自分がまずはどの状態なのかを把握し、できるだけ早めに肛門科などの専門医で診察を受けるようにしましょう。