ICG併用半導体レーザー療法
痔の中でも特に内痔核(いぼ痔(イボ痔)の1つ)に対して、近年注目を集めている手術法がこのICG併用半導体レーザー療法です。
ICG併用半導体レーザー療法の手術法や特徴は以下の通りです。
ICG併用半導体レーザー療法の手術法 | |
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切除する痔核に、人体に無害でレーザー光線を吸収する性質がある「ICG(インシド・シアニング・グリーン)」と呼ばれる色素を注入し、そこに半導体レーザーを照射し、痔核を切除します。
また痔核の下にある肛門括約筋は、切除する痔核に注入したICGがレーザーを吸収してくれますので、影響はほとんどなく、安全です。
ICG併用半導体レーザー療法のメリット | |
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◎術後の痛みが少ない
◎手術中の出血が少ない
◎安全性が高い
◎改善率が高い
ICG併用半導体レーザー療法のデメリット | |
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◎日帰り手術はできず入院が必要(1週間以内)。
◎術後、患部が腫れることがある。
◎症例数が少ないため、将来どのような副作用が出るかは未知数。
◎外痔核には行えない。
◎この手術だけで内痔核が完治することは難しい(完治しなくても改善率は高いので、患者の苦痛を軽減できる可能性は高い)。
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